2021年10月26日

和歌山県看護協会・和歌山県看護連盟合同研修会

■開催日: 2021年10月9日(土)13時30分~15時00分
■場所:和歌山県看護協会看護研修センター
■テーマ:看護教育カリキュラム改定後、今後望まれる看護師像について
■講師:東京医療保健大学 副学長 看護学科長 坂本すが先生

本日の研修は、感染予防対策のためリモート講演だった。まず冒頭に和歌山市の断水状況とコロナ状況の気づかいをいただいた。研修は新カリのポイント、看護教育の歴史、継続教育の動向、突然のコロナ危機と看護教育の影響、看護とは何か、これからの看護教育、の内容だった。カリキュラム改定後期待される看護師像を考えるには、社会における看護ニーズの変化に応じた改定であるということ、教育の見直しのポイントは、ICT活用能力、コミュニケーション能力、臨床判断力、多様化への対応、臨地実習であり、卒後継続教育も社会のニーズに対応するもので社会ニーズを知ることが重要である。

突然のコロナウィルスと看護教育では、看護実習ができない状況の中、「70:20:10の法則」を引用し70は経験で学習することから大きな変化があった。

看護は見えている看護と見えていない看護があり、見えていない自分(気づかう、見守る、触れる、頼れる等の看護)がありそれをいかに引き出すか、「看護とは何か」を感じられる体験と「考える力」の育成が重要である。看護という専門職は教養・教育が必要である。

教員対学生=50対50であり、ともに学び続けなければならない。 それはすべての看護師に共通することであると感じた。とても奥深い内容の講演だった。

和歌山第1支部長  小林春子