2025年4月11日

看護職の代表、とものう理緒参議院議員による講演

■開催日: 2025年3月8日(土)14:00~15:30
■場所:プラザホープ
■参加者:59人
■テーマ:医療機関におけるハラスメント
■講師:とものう 理緒 参議院議員
■司会:和歌山第一支部 小林 春子 

研修報告

和歌山第3支部 野口 理恵

友納理緒先生は、看護師・助産師・弁護士の資格を持ち、「看護の味方」のなることを目指され、現在は内閣府大臣政務官として活躍されています。研修では今まで国会で取り組まれてきたことや、今後看護界がどう変わっていくのかなど国政報告をして頂きました。また「医療機関におけるハラスメント」というテーマで貴重なご講演を頂きました。看護師でもありながら弁護士でもあるという立場だからこそ、細かい出来事や現場の事故や事件などの問題が看護師の立場でわかるというのは非常に心強いと感じました。
ハラスメント行為は個人の尊厳を不当に傷つける社会的に許されない行為であり、医療機関にとっても、社会的信用を失い、経営上のリスクとなり得るもの。これらを、看護職を取り巻く「業務上の危険」という側面からわかりやすくご講演されました。その中で、ハラスメントと受け取られない指導のポイント、相談を受けるときのポイントは看護管理者のみならず、すべての職員が認識するべきことだと思いました。また、ペイシェントハラスメント対策については、組織としての対応の重要性が示唆されました。看護管理者は、「事前の予防策」、「発生時の対応策」、「発生後の対応策」を講じることが重要であり、組織として、業務上の危険から看護職を守るために安全な職場づくりをすることが、看護管理者の使命であると再認識できた研修会でした。